辺見庸講演会

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憲法問題
昨日やっと辺見庸氏の講演を聴くことが出来ました、以前富山のM君が地元で彼を呼んで講演会を開いたこともあり急速に彼自身の存在感がリアリティを持って私の中に表れ出しました、その後新潟の講演中にの脳梗塞で倒れ、復帰後今度はガンで手術!
2度にも渡る生命線をさまよいながら書かれた本が「自分自身への 審問」、M氏からから色々とその後の辺見氏とのやり取りをのメールを送ってもらったり色々な本を読んでいたせいもありますが、ゆっくりと不自由な体で現れただけで涙しそうになりました

辺見庸講演会_b0057679_10355181.jpg昨日は友人のパーティーや個展などありましたが、全てキャンセルし周りの友人には申し訳ないことをしましたが私自身にとって昨日の講演を聴けたことは感動ものでありました

右手がダメになってしまい、左手で書いた色々なたどたどしい文字のメッセージや難しい漢字がオーバーヘッドプロジェクターで映し出されたのが非常に印象的だった

企画は2年半前の倒れる前に依頼していた京都のグループ約束を実現するべく大阪の中之島中央公会堂まで公演に来たわけです

中央公会堂は千数百人もの超満員で立ち見まで出ていたのは感動的でもありました

やはり生で話を聞くと全然違いますね!あの迫力!二時間半近くがあっという間にすぎてしまいました、揺るぎない自分自身立ち位置の一言一言が、普段脳天気に生きている私自身の生きるという意味での根っこの部分の問題でもあり色々と考えさせらられる時間であった

テーマは憲法問題でしたが、やはり彼の自分自身に対する問いかけが凄くインパクトがあり付け入る隙もありません、彼のベストセラー本「もの食う人々」さえも人々の生き死にを活字にし、本が売れ少しは自慢していた自分自身を恥じるという問いかけは、私自身の中途半端な人生から考えられない壮絶な思考でもあります

緩やかに見えない部分で日本全体が右傾化しまさに第二次世界対戦の前日の所まで来ているのを現実感を持って感じられます

護憲ではなく今の憲法を積極的に順守すること!コイズミや麻生の発言や行動は全て憲法違反であることは疑いの余地がない、記者会見でも新聞でも報道記者たちは発言することもなく書くこともない、彼も言っていたが何億もの金を使い電通と一緒に「ジャーナリスト宣言」などと言うキャンペーンを貼る朝日新聞などは今更何をたわけたことを言っているか!何故今頃あたり前のことを発言するのでろうか?

読売のナベツネが昨年あたりから護憲や靖国を取り上げるようになった、読売が左に寄ってきたのではなく朝日が右傾化しただけのことである

もし改憲するならあくまで九条の戦争と武力の放棄ではなく、第一条の日本国の象徴である天皇を削除し、主権は個民のものとするべきである

天皇の存在そのもは右翼でもなく戦争を起こしたわけではない、あくまでも天皇の存在を利用し明治維新を始めあらゆる日本の侵略戦争を行ったのである

皆さんもう一度自分自身を見つめ、今の日本の行き先を監視しようと思いませんか?我々の次の世代にしても責任があります、彼が昨日何度も言っていた「小指の先から血の一滴を流すぐらいの行為」
それは別に暴力でもテロでもない、一人一人が自分人の立場で一歩の行動が必要です

今回の開催を教えてくれたS女史に感謝いたします
by PUSH-PULL | 2006-06-25 10:44 | ご託&うんちく | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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