野宿者と住居

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梅田界隈
久しぶりに大阪駅前を通ったらバス停でもないのに人の列が出来ている、野宿者に対する炊き出しと衣服の配布である、チラシも見る限りクリスチャン系ボランティア活動で集まってきた人たちがこざっぱりしていたのが意外だった、定住型(ブルーシート)の人たちではなく地下道とか段ボールで暖をとっている人たちだろう

若者たちも多く貰ったおにぎりを頬張りながら並び、服の山から選び出すとすぐさま羽織っている「野宿者かて 大阪がすきやねん きれいにしたいねん」と書かれたジャンパーのお兄ちゃんの許可を取ってから何枚か撮影した 寝袋は配るほど無いのか千円で売っている、しかもすぐ横のバス停で暖かそうな服を着た人の列が出来ていたのが印象的だった

私と言えばグループ展のオープニングでただ酒を戴き、その足で茶屋町に新しく出来た「NU」のレストラン街で食事してきた後だというのにね・・・う〜ん なんだかなあ〜!

彼等には家がない、大晦日の飲み会でも聞き倒したした昨日の呼んで貰った建築関係者の飲み会でも同じ質問を全員にしたのだが、答えは同じでガックリしてしまった耐震構造偽造問題!

建築に関わる人間はよくまあ暢気に切り捨てるのであろうか!自浄する気はさらさらない、つまり私の質問とは「昨年の耐震偽造問題で磯崎・安藤・大江・原・・・私でも知っている著名な建築家、あるいはゼネコン、あるいは日建設計に代表される建築会社たちは、何故何も発言せず固く口を閉ざすのか?」ただこれだけのことなのだが

答えはみな同じで「安藤さんにしても誰でも、返答する気すらさらさら無い」

つまり建築家(集まったメンバーは全員一級建築士)と建て売りのマンションを作るヒューザーたちとは住む世界が違うらしい、注文建築と建て売りとは同じ建築ではないらしい、笑ってしまう発想である

一般人から見ればすべて建築であり、所詮筺を作ることを生業にしていることには変わりない、単に発注と販売方法が違うだけだと言うことが解っていないのだ(こうしてブログを書いている間も昨夜の話を思い出し無性に腹が立ってくる)自分たちはエリートで住む世界も違えば創る作品も違うらしい

もう一つはそう言った事件は以前から存在し誰もが周知のこと、今更騒ぎ立てても仕方が無いという考え方があるのだ、私から見ればでかい口を叩く割には首を突っ込んだらたちどころに今の地位も収入もすべて失うことに繋がるとおびえているのだ、だったらなおのことトップの連中が発言する必要がある

耐震データーを見抜けなかった全国指定確認検査機関の「ERI」と「イーホームズ」検査補助員がめでたく`05年度の国土交通省検定「建築基準適合判定資格者」に2人も合格したのは喜ばしい限りで、これでまたでたらめの構造計算書をスムースに通して貰えるというモンだ、ばれなかった建築屋は安堵の気持ちで一杯だろう、建築確認の実質的な仕事はみんなこの検査補助員がやっているのですから
by PUSH-PULL | 2006-01-12 11:18 | ご託&うんちく | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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