先日から新聞テレビで耐震計算偽造問題が姦しいが、何処をどう見ても訳の解らないことだらけである、仕事柄デザインの仕事でも少し大きいモノになると必ず構造計算書の提出が必要でシンプルなモノでも10数万円の費用がかかる
疑問だらけの事件なので気になることをメモしてみた
まず何故この事件が発覚したのか?業者の足の引っ張り合い?支払い未納?それとも・・・
やり玉に挙がった姉歯建築設計事務所(始めて聞く姓)のインタビューがあったがこれまた不思議、取り壊しとなると何百億から壱千億を超える損害なのに悪びれたところがない、偽造したこの事務所に賠償を求めても金額的に不可能なことは誰にでも判るが
事件発覚当初は建築主・設計会社・施工業者・販売業者の名前はおろか検査した民間の確認検査機関の「イーホームズ」の名前さえ出ていない、登記簿を見ればすぐにでも判るのに新聞社はなにをしていたのだろうか?国土交通省の都合の良い発表だけを垂れ流しにして、裏さえ取っていないのではと疑ってしまう!
日を変えて民間検査機関イーホームズのバカみたいな責任逃れの記者会見があり、やっと今日になって関連会社の名前は活字になり建築主の「ヒューザー」と設計施工の「木村建設」がほとんどの物件に絡んでいることも見えてきた
しかしまだ意匠設計や設備設計などは不明で全体の仕組みさえ発表されていない、ビルを建築するとなると今言った設計会社が全部集まり何度も打ち合わせをして作り上げるのが普通である
このからみの建築・設計会社が姉歯建築設計事務所へどの物件も流されていたとなると「?」
姉歯氏の大胆なインタビューの受け答えはすべてを物語っているのではなかろうか、つまり彼のインタビューの余裕は今回の事件の流れをすべて理解し建築主から検査機関、はたまた国土交通省までの「確信犯」であることを
ここまでは今回の事件の誰でも想像したくなる構造だが、問題はそんな小さな事ではないと思う、日本の建築業界がすべてなれ合いで繋がっていることを物語っている、それが証拠に誰もこの事件を批評・非難する機関や建築家が一人も表れないことにある
世界的建築家の安藤氏や磯崎氏達は建築論は語ることは出来ても、こういった日本の悪しき弊害については口を閉ざすつもりなのだろうか?みんな最初は住居設計を経て著名な建築家になったはず、今は美術館などの公共施設やモニュメントにしか興味が無く住居は関係ないとでも言うのだろうか?
そう言えば私の知人の建築家だが「個人住宅は建築ではない」と発言したことも事実であるのだが
提出された書類も満足に捺印さえされておらず(建築確認は一杯判子要ります)明らかな不備があったとか、ましてや現在建築中の事件がらみの物件は家具調度品の重量でさえ危ない設計とか、施主・設計・計算・施工まで関係者なら見た瞬間に危ないと感じていたはず、ほんまに日本の経済と政治はどうなってしまうんやろ
しかも個人の家に国の援助を求めるのもなお可笑しい 公も民も同じ方向に向いている風潮 情報はあるが知識 知恵がない 箱は立派だが中身がペラペラ.....
コイズミに代表される弱者切り捨て、イングリッシュ以外切り捨ての思想が定着しつつあります
かってTタ社のMⅡを長い間所有していたのだが(所有というのは私自身免許を持たず)、かなり立派な車で一度は走行中にハンドルが抜け対向車と衝突し、もう一度はサスのボルトが抜け右前輪が脱輪、おまけに高速で100キロを超すとツインキャブのアクセルワイヤーの片方のスプリングがすっ飛びアクセルを踏まなくても自動走行できた、お陰で何時もダッシュボードにはスプリングの予備を持つという最高級車でした
10年前の大震災後のことです。ある戸建て住宅街で、一戸だけ傾いてた。
ご主人はあわてて施行した大工さんを呼んた。
大工さん、しばらく眺めて、何ヵ所か測定して、言いにくそうに話すことには
「この家は傾いてません。傾いているのはまわりの家。心配なら別の人に確かめてもらって下さい。
でも・・・近所の人には・・・言わないほうがいい・・・大騒ぎになる・・・」
息子さんが不動産業で、その知り合いに頼んで確認すると、大工さんの言葉通り。
周辺の家が全部同じ方向に同じ角度で傾くと、まっすぐな家が傾いて見えるというオソマツ。
マンションだけでなく、こんな住宅街が日本にはたくさんあるんでしょうね。
日本の建築業界の暗闇は、ほんとに底なしに深い。
著名な関西の建築家で震災の時に自分の家だけが崩壊しなかった方がいます、普通だと喜ばしいはずなのに自宅だけという現象はそうも行かず、彼はその場所に住みづらく引っ越ししたそうである
「個人住宅とは本人が死ぬと同時に消滅するのが望ましい」と言う考え方もあります、すなわち息子や孫のことを考えて家を造るべからずと言ったところでしょうか、なかなか説得力があり自宅を造ることの出来ない私は一人で悦に入っております
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?i=2005060907724p2&c=2
http://www.asahi.com/special/bse/OSK200404170011.html
http://www.asahi.com/national/update/0301/TKY200602280463.html
http://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/report1626.html
TA-T30 UA-T30 平成12年10月23日~「平成16年11月23日」 12,659台
TA-NT30 UA-NT30 平成12年10月23日~「平成16年12月 1日」 123,874台
GH-PNT30 平成12年11月24日~「平成16年11月23日」 5,417台
http://gonbe.nobody.jp/fillertube2.htm
http://gonbe.nobody.jp/gizou.htm
音声でます
「2006年2月24日」
しかし、また目に付かないところにちょこっと・・・
http://bbs1.parks.jp/11/baha/bbs.cgi?Action=Res&Mode=Tree&Base=1010&Fx=0
http://binoculars.at.infoseek.co.jp/d021125.htm
懲りない連中です
http://gonbe.nobody.jp/taisaku.htm
http://gonbe.nobody.jp/6kai1.jpg
http://gonbe.nobody.jp/6kai2.jpg
あたりまえですが(笑)
http://gonbe.nobody.jp/sinsa-user2.jpg