鎌鼬

b0057679_949787.jpg闖入者
気配を感じてふと振り返ると何処かで見たような小動物が座敷の壁際をウロウロしている「あ!イタチ」
掴めようかどうか一瞬悩んだが余りに小さいのとイタチは鼠を捕ってくれると言うことを信じて、玄関への扉を開けてやると体が弱っているのかトコトコと出ていった

時間が経って土間を見ると先ほどのイタチがまだいる、早速デジカメで撮影と相成ったが初撮影である

東京へちょくちょく出掛けていた頃、何時も新宿「風月堂」へ入り浸り、いつの間にかドンドンと友達が増えていった、その頃たまたま直に見ることが出来て印象に残っているアーティストに四谷シモンと土方巽がいた、暗黒舞踏の創始者土方巽の写真集「鎌鼬」(細江英公撮影)の中で寒々とした野原のはさ掛けの上にチョコンと乗っかる彼の写真が痛く印象的だったこともあり、人間の動きとは信じがたい彼の舞踏を見たときは衝撃的だった!そして彼の舞踏はその後沢山現れた日本の現代舞踏の原点でもある

「鎌鼬(かまいたち)」何と魅惑的な言葉なんだろう、冬場の人を切る自然現象と言うから尚おどろおどろしい、冬場の越後の七不思議に数えられているが昔は切り傷をイタチの仕業だと言われていた、つむじで真空が出来人の体を斬りつけると言う現象もにわか信じがたいが辞書にちゃんと掲載されていた

しかし実際に小さなくりくりした目でこちらを見られると可愛いモノである、昔は町のあちこちで見られたがぱたっと見なくなっていたのだがここ数年また現れ始めた、立ち上がった姿はまるでフェレットそっくりだ、イタチを捕獲するには大阪府知事の許可がいるとは今日始めて知ったのだが、きっとかなりの益獣?なのだろう

残念なことに数時間後、彼または彼女の硬直した姿を見つけたときはがっかりした、体を調べるとかなり傷があったが、鼠駆除の餌を食べたかはたまた我が飼い猫楽学にやられたかは定かではない
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by PUSH-PULL | 2005-07-24 10:03 | 写真 | Comments(0)

遊歩道の,真っ黒のらら


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