ホームで特急を待っていると待機車線に長々と貨物列車が入ってきた、貨物は駅で止まらない限り間近に見ることはない、最近の貨物の大半はコンテナなのだが列車の半数は空いていた
貨車の開閉レバーにロックピンが付いているのに始めて気がついた、こればっかりは近寄らない限りまず解らない金具で、丁度配線コードを縛る樹脂バンドとかホースを口金に留めるバンドに似ている、ステンレス製なので簡単には切れないが外すときは何を使うのだろうか?
やけに貨車の紫色が気になったがアップで撮るとそれはそれで面白い構図になっている、なんだか余所の国のスナップ写真みたいだ、積み荷は金沢止まりで紙と書かれていた
大阪駅西側に開かずの踏切がある、丁度入れ替えをする場所なので時々踏切の上で停車し引き返すことがあった、子供の頃踏切で貨物を見るとなぜだか数えることが楽しみで如何に多く繋がった貨物を見たかが自慢話になった
車に乗った人とか急ぐ人には迷惑きわまりない話なのだが、僕には長ければ長い方が良いわけで、1・2・3・4・・・・・・多いときは50両を遙かに越えていた記憶があるのだが、よく考えるとそんな長いホームは何処にもない、どこで積み下ろしをしていたのだろうか?
国鉄が末端の配送に力を入れ貨物輸送を発展させていたら、これほどまでの高いガソリン価格と渋滞と国道の排気ガスのまき散らしはなかったであろうことは誰でもが想像出来る、船に次ぐ桁違いの輸送力があるのだがどうしたもんだ