さほど古くないコンクリート打ちっ放しのビルの窓、見た瞬間何故か違和感を感じた、よく見るとどうもこのビルの生活感が薄い、違和感を感じたのはこの窓が北向きだったこと、しかし長い時間経過と共に貼られた紙は日焼けし紙は反り返り剥がれ欠けている
考えれば私の選ぶ写真は綺麗とかの杓子が欠けている、どちらかと言うと絵の中でわき出る疑問や物語で、想像力をかき立てる絵が大好きである、綺麗って意外と持続しないのだ
この黄ばんだ紙は北窓なので日除けとは考えられない、となると部屋を覗かれなくするための遮断だと考えると話が妄想状態に(笑)、高さ的には歩行者からは覗けないのでお向かいさん?
アトリエを作るときは北窓が基本、長時間の作品作りに光の移動は迷惑この上ない、彫刻や石膏デッサンでもそうだが、一日安定した光が必要なのである
建物がしっかりしていただけに、黄ばんでめくれ上がった紙が気になった次第