先日岩屋の美術館まで出かけたのだが、阪神野田駅のホームを歩いていると遠くの方でチラリと動く赤い色が、立ち止まって確認すると2号線を挟むビルに映る小さな私の姿
よくぞ気がついたと思うのだが、間違いなく赤いシャツを着ていたからだと思われる、私は中学時代から近眼の眼鏡をかけ始め、高校時代は視力が0.1以下になったぐらいのド近眼
老眼が始まってから近眼の方は少し増しになったとは言えやはり遠くは弱い、近眼なのに道であった知らない人を覚えていたり、チラリと見えた遠くの後ろ姿で誰か判ったりと・・・何となく全体の雰囲気で覚えているみたい、そのくせ挨拶されて誰だったか皆目見当の付かないことも度々で笑ってしまう
カメラ仲間にセルフポートレートが好きな友人が居るが、今時スマホのお陰で自分撮りが誰にでも出来るようになってしまった、今までは窓や扉のガラスに映る自分を撮影するか、三脚の上にカメラを載せセルフタイマーを使うか、長〜いレリーズを使わなければ撮影出来なかったのがウソみたい
ネットでセルフポートレートを検索していたら、なんと14才のカメラマンが引っかかった、アメリカのzev君、こびとの自分の世界を色々と発表しておりますが、どれもファンタジックで面白く上手すぎる、しかしこれがセルフなのかいささか疑問が沸いてきたのだが、考えれば森村泰昌氏のような自分撮りもセルフポートレートなのだろうか?
カメラ世界でもセルフの定義もどうも曖昧で、自分で撮るか自分が写っていたら良いのかと色々あるようだ、そう言えば著名なカメラマンの中には、構図を決めるだけでシャッターはアシスタント任せの大先生が存在したとか、まさに映画の世界と同じでございます
今時はデジタルのお陰で、直ぐにモニタリング出来るので撮影の仕事もまるで違ったモノになっております、今までラボに出していたのが、今ではパソコンで事後処理をしなければならず、逆にスタジオは仕事が増え忙しくなったとか
やっぱりセルフポートレートと名が付くと、自分でシャッターを押してくれた方が理解しやすい、となるとセルフタイマーも問題になるなあ〜
今日の写真の場合は余りにも被写体が遠すぎるのでポートレート範疇を超えております、はい(笑)
下の写真は遊歩道ののららのセルフポートレート?珍しく私の前に集合