水たまり

b0057679_1134265.jpg虚像
この3月はよく雨が降る、もう桜も咲こうかという季節なのにこの肌寒さは何としたこと、おかげで富山はまた雪が降っている

昨夜銭湯で出会った同じ町内のおっちゃんは明日の花見の話をしていた
「えっ?花見、明日むっちゃ寒いで」「でも早ように決まってるから仕方ないねん」「何人ぐらい集まりはるのん」「そやなあ、ジジババばっかりで五〜六十人ぐらいかな」「すごいようさん集まるねんなあ、でも明日さむいやろなあ」「弁当食べるだけが目的やから」「でもあの公園そんなに桜あったかな」「・・・・?」

大阪の町のど真ん中でも小さいときは近場に沢山水たまりやため池があった、源五郎や訳のわからん小さな魚が泳いでいた、コンクリートやドラム缶の防火用水は夏場になるとボウフラが一杯で蚊の免疫は直ぐに出来る、用水の水の上に薄く油を撒くとボウフラは絶滅するが目的が防火だけに甚だ問題だ
勿論回りの道はほとんど舗装されておらず、風の強い日は家の畳は細かい砂だらけ、足の裏は真っ黒、掃除機もなく座敷箒で掃くのだがなかなか砂は取れない、そこで新聞紙を細かく裂いて水に浸して軽く絞って畳にぶちまけおもむろに箒の登場と相成る

勿論子供達は誰もが日焼けで黒く、今から考えると皆んな薄汚れていたような気がする

冬の水たまりは薄氷り、見つけると我先に走っていき足で踏みつぶす、本当に寒い朝はとんど(たき火)に石を入れ熱くなった頃を見計らって取り出し新聞紙でぐるぐる巻にして懐へ、インスタント懐炉のできあがり、しかし石が熱すぎたり新聞が少なかったりすると直ぐに懐から煙があ〜!

水たまりに映る景色は面白い、切り取られた風景が私の動きに合わせて動き出す、少しでも風が出てくると景色は訳の解らない模様になる

「からころからころから おっと危ないそこは水たまり」確か七変化狸御殿で美空ひばりが道中シーンで唄っていたような気がする
しかしこの程度の水たまりでは水に映る己の姿に見とれて水仙になることはでけんやろなあ・・・
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by PUSH-PULL | 2005-03-26 11:40 | 写真 | Comments(0)

近所ののらら、人になれているのか逃げません、でも痩せております


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