久しぶりに高い所に上がった、高いと言っても15階、そう言えばまだハルカスには登っておりませんがどうもお値段が・・・
見慣れた梅田のロータリーにある換気塔も上から見るとまるで違うイメージだ、丁度梅田の地下街が出来たときに作られたはずだから1963年と言うことになる
余り知られていないがデザインは著名な建築家の村野藤吾、出来たときは余りにもモダンすぎで物議を醸し出したが、50年経った今ではオシャレなデザインとして治まっております
村野さんの建築では、丁度この換気塔と同じ頃に設計されたモダニズム建築の日生劇場が有名だが、大阪ではそごう百貨店や新歌舞伎座などがある
以前村野さんの回顧展を見たことがあるのだが、びっくりしたのはそのデザインの豊富さ、建築だけではなく家具から調度品まで多岐にわたるが、建築ごとに色々なスタイルが見え隠れする、ふつう建築家と言えば統一されたイメージがあるのだが、彼の場合余りにもパターンが多すぎる
悪く言えばバラバラなのだが、一つ一つが完成されているので評価が非常に難しい、これだけ色々な引き出しを持った建築家も少ないのでは無かろうか、特に美術館や教会のデザインはユニークで面白い