七夕の日に京都は聖護院の横にある河道屋へ一年ぶりに鍋を食べに出かけた、丁度七年前の7月7日に亡くなった無二の親友五里の偲ぶ会に毎年集まっている
川端丸太町から熊野神社まで丸太町通りを荷物を提げてブラブラと、一年ぶりだが余り景色は変わっていない、前の時には気づかなかったのだが上の写真の印刷屋、入ったところになんと活字のボックスがあるではないか
今時の印刷はすべてパソコンで原稿を作り、そのまま製版と印刷なのに今も活版印刷とは、中学時代新聞部にいたお陰で少しだけ活字拾いをしたことがあるのだが、小さな裏向きの活字は慣れないと探せる物ではない
一番面胴なのは字間と行間で揃えるだけでも大変、何気なく使っているがパソコンのフォントとレイアウトソフトがいかに革新的か
姪が本を整理していて、兄が同じ本を持っていることと発見、しかも1,2巻とも、どうも兄は買ったことすら忘れているようで、こと本に関してはあれほど記憶が良かったのに・・・少々ショックである
で、丸太町にある写真の古い本屋は通るたんびに本が増え、ゆっくりと本を探すレベルを超えている、店内の通路も横向きに歩かないと通れない程本が積まれている、店先の本も陽に焼け値段も書かれていない
京阪で読んでいたビブリア古書堂とはだいぶ趣が違う様だ、兄の家の本も写真の古本屋とよく似たレベルで万を超す蔵書で、家中本・本・本・なのである
追記:「そぞろ」を「漫ろ」と書くことを忘れておりました、何の目的もなくウロウロすることを漫ろ歩きと言うならば、私はまさに「漫ろ人生」かもしれません