小坂一也+山田洋次=2階の他人

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「浅野潜さんと映画を楽しむ会」
「2階の他人」という映画を見てきました、この作品が山田洋次のデビュー作で1961年、この8年後の1969年に大ヒットとなる「男はつらいよ」が始まっている、松竹では助監督にシナリオを書かせ、その中の優秀な作品を映画化していたのだがこの映画もそうで、一年前が大島渚だったとか

浅野さんのお話が映画の始まる前と終わってから、さらに近くの蕎麦屋での飲み会であるのだが、映画が作られたときの話がリアルタイムで聞けて非常に面白く映画鑑賞の楽しみが倍増する

和製プレスリーと呼ばれていた小坂一也が主演、脇に平尾昌明がでているのだが、この頃だと二人ともトップアイドル時代、山田洋次の名前は知らなくても小坂一也の名前は誰でも知っていた時代である

調べてビックリしたのだが小坂一也はこの時代、毎年10本近い映画に出演する程の大スターになっておりました、決して上手いとは言えない演技なのだが、この木訥としたぶっきらぼうなお芝居が良かったのかしらね

肝心の映画の方だが、新婚の夫婦が借金をして坂の上に戸建ての家を建てるのだが、借金を返済するために2階を夫婦者に貸すことに、借りた夫婦とのドタバタコメディで寅さんに通じる明るくてほのぼのとしたおかしさが随所にありました、56分という異例の短い映画なのですが、内容は充分面白かったのです

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「八百八分の四百九橋」この橋も読むのにちょっと戸惑ったのだが、仮名文字の銘板を見たら普通の読み方でした、橋は「長木橋」ですがなかなか訓読みに結びつきません

この辺りの橋にしては珍しく、欄干にブロンズの場違いなデザインのプレートがはめ込まれておりました、橋のデザインは普通なのにプレートだけはアチャラ風のアラベスク模様
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by push-pull | 2012-01-21 08:41 | カルチャー | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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