さかしま

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同じ写真なのに違った風景
昔読んだ好きな小説家ユイスマンの小説に「さかしま」と言うものがある、貴族の末裔が放蕩のすえ財産を食いつぶすという、どうしようもない男の話なのだが、隠遁生活の趣味が尋常でない、この人工楽園は一読の価値あり

「さかしま」とは「道理に背くこと」であり、まさに逆さま状態をいうのであるが、デザインや絵を描いているときバランスを確かめるのに横にしたり逆さに置いて見ることがある

面白いことに、まるで違った空間が出現するのである、観光地にも股覗きなる場所があるが、見慣れた景色が一変すること間違いない

怠惰という意味でさらにその上を行くのが、ロシア文学のゴンチャーロフの「オブローモフ」、二〇前後の私の生活のようで驚いたものだが、丁度この本を読んでいいるときに「お前みたいやな」と言われたことがあるぐらい何時も家でゴロゴロしていたのだ

偉そうなことを言うだけで自分は何もしないことを「オブローモフ主義」と言うぐらい、理想は述べるのだが怠惰で無関心の固まり、これ以上書いているとまた誰かに言われそうですな

毎日見る鏡も不思議で、鏡で見慣れた顔は実は自分の顔ではない、鏡で顔が反転されているので左右が逆、写真で撮った顔の方が真実に近いのだが逆に見慣れていないのでどこか自分と違う、これは声にも言えることで録音した声を聞くとまさに別人なのだ
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by PUSH-PULL | 2011-01-28 08:37 | 写真 | Comments(0)

ご近所ののらら、なかなか可愛いですな


by PUSH-PULL