いつの間にか鋭角の風景写真が何枚もたまっている、そう言えば最初・・・
5月に亡くなった現代美術作家の荒川修作氏と詩人のマドリン・ギンズがプロディースした「養老天命反転地」(岐阜の大垣)という面白い空間を見に出かけたことがある、その後大垣の町をウロウロしたのだが、普段なら写さないであろう何でもない三叉路を撮ったのが始まりである、もう15年ほど前のことになる
後でプリントを見たらこれが非常に面白かったのである、きっと荒川修作という作家の作り上げた飛んでもない迷路というか公園と言うか、平衡感覚をくるわせる「養老天命反転地」と言う空間を体験した後だったことが間違いなく影響している
こうしたモノを見て面白いと思う感覚は、常に意識していないと感じないモノでもありまた生まれもしないと思うのだが
写真を二枚並べて見ると、横サイズを縮めたように見えるのが面白い