駅貼り考 その2

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過激派
久しぶりにこの手のポスターを見た、一瞬映画の宣伝かと思ったぐらいで時代錯誤もはなはだしいのだが・・・

昔と違ってデモやバリケードは別にしても学生運動をやっている大学が存在するかどうかも疑わしいご時世で、これは組合にも言えることで殆ど体勢べったりである

先日テレビで浅間山荘事件をテーマに警察側の視線の原田眞人監督「突入せよ! あさま山荘事件」が放映されていた、機動隊内部のドタバタがコミカルに描かれていて結構面白かった、対極として若松孝二監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」があるが、こちらは赤軍派からの立場から描かれているのだが壮絶である

安保闘争終焉後、全共闘運動は経済の発展と沖縄返還もあり反米意識も低下、目的が分散し内ゲバなどを経て過激な運動は影を潜めた、そのラストシーンが浅間山荘事件と言っていいかもしれない

今時の大学は余りにも学生管理が強烈で、かって中核派が押さえていた法政大学などは許可なく立て看を立てただけで処分を受けるほど逆に荒廃してしまっている、裏返せば管理されても何とも思わない政治とか環境に無関心な学生=若者が増えているからだろう

昨日のポスターはちゃんと掲示板に貼られているのに、今日のは壁に直貼り!笑ったのはヘルメットの「過激派」という文字で、そんな分かり易いセクトが存在したら面白いのだがKさつは全部ひとまとめの扱いなのだ

盗人が「泥棒」と染めた日本手拭いでほっかむりし、政治家なら「汚職大臣」とか「裏金大臣」と書かれた名札を下げ、外郭団体の役員の机には「天下り」の表札が置かれているようなものだ
by PUSH-PULL | 2010-03-28 08:35 | ご託&うんちく | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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