私の好きな作家にディック・フランシスがいるのだが一昨日亡くなった、享年89歳、そう言えば一月にはR・B・パーカーさんも亡くなられていました
私が何故取りあげたかというと数少ない競馬のミステリ作家で全43冊ある39冊目の「勝利」まで全部読んでいる(新聞もネットも42冊とあるが43冊では)、小説の中でも競馬を筆頭に麻雀・囲碁・将棋などの賭け事や勝負事の話はなかなか面白く外れが少ない、その代表格が麻田哲也の「麻雀放浪記」あたり
ディック・フランシスの競馬シリーズはタイトルがすべて漢字二文字でタイトルが覚えきれず購入時にメモを持たないと迷う、「興奮」「大穴」「本命」でスタートし・・・「勝利」「再起」「祝宴」「審判」最後が「拮抗」
競馬騎手から競馬記者そして推理小説作家、ハヤカワミステリーは最初単行本で出版され、それから2〜3年後に文庫本になる、出版されたら直ぐに読みたいぐらいのだがじっと文庫になるまで我慢する、昨日打ち合わせの帰りに「勝利」の後の「再起」を梅田のヒルトンに入っているジュンク堂で買ってきたのだが、その後の3冊はまだ文庫になっていないようだ
最近は小説を読まなくなってしまったが、ハヤカワ文庫には読み出すと嵌ってしまうシリーズが沢山あった、一冊読むと何故か次が読みたくなってしまうのだが、下手な文芸作品と違って読みやすくハラハラドキドキで肩が凝らずあっという間に最後のページに、就寝前や電車・飛行機に最適なのだが寝るときだけはヤバイ!最近はなくなったが朝日を迎えることが度々あるからだ、シリーズと言っても他の探偵モノと違って競馬シリーズは主人公が全部違う、ジョッキーであったり馬主であったり獣医であったり・・・
競馬シリーズは写真の「勝利」まで全巻持っていた、過去形で書いたのはまとめて処分してしまったからだ、本を処分するようになったのは地震があったからで、モノをため込みことがバカバカしくなってしまったのだ
以前肝炎で入院したとき見舞いに来てくれた甥に、私の本棚に入っていないディック・フランシスの競馬シリーを全部買ってきてくれるように頼んだぐらいで、どれも面白く当たり外れのない作家だったのだ
私に長い間ささやかながら楽しい時間を与えてくれたディック・フランシスに感謝
やっと我が家の椿がでっかく咲いた、暖冬と言われているが昨年より半月以上遅い、我が家だけ厳冬か!
単行本でお持ちとはリッチ!
調べて知ったのですが、日本のファンが多いのは翻訳が素晴らしいのも要因の一つらしい、ずっと菊池氏が一人で翻訳してきたのですが`06年に亡くなられ、その後の「再起」からは北野寿美枝という女性が翻訳、ひょっとしたらその性もあるのかしら?