映画「駅前旅館」の原作は井伏鱒二って知ってました?

b0057679_8502949.jpg淺野潜さんと映画を楽しむ会
指の怪我の回復は驚異的な早さで次の日は包帯からテープに進級、主夫としては洗い物が不便、仕方がないので手袋を購入、最近の手袋は非常に優れていて薄くて伸縮性があり安い、次の問題はお風呂なのだが・・・さて

たいがいの映画の写真はネットで検索すると何枚かヒットするのだが、「駅前旅館」はDVDのパッケージしか見あたらなかっら、あれだけ流行った映画なのに映画用のスチールが出回らなかったのだろうか、それとも保存されていない?

少し驚いたのは、『韃靼人宣言』で評論家として認知された元犯罪者同盟の「平岡正明」の駅前旅館評の文章が見つかったこと、評論の方は取り立てて言うこと無し、寂しいことには昨年68歳で死去

映画が作られたのは1958年で五十年も前の映画であるがなかなか面白かった、この第一作の後にシリーズ化され東宝の看板映画にもなる、子供の頃駅前シリーズを何本か見た記憶があるのだが、これは記憶ゼロ

原作が井伏鱒二で監督は豊田四郎という、お笑いを越えた文芸作品の組み合わせが意外なのだが映画としては間違いなく喜劇、松竹や東映の役者が多数出ているのだがこの頃は役者の貸し借りを禁止する五社協定が出来ていたはずなのだが・・・

森繁久弥と伴淳三郎の番頭に旅行会社のフランキー堺が、上野駅前の旅館を舞台にドタバタが繰り広げられるという、素直に楽しめる映画でシリーズ化された理由が分かるような気がする、こうなると時代背景とか映画としての出来映えを考証するのがバカバカしくなってくる、映画って脚本が大事なんだろうなあ〜、ちなみにこの映画の脚本は八住利雄、タイトルバックに見たような挿絵(この時代はまだイラストという言葉は無かった)が出てきただが、「カッパ天国」で有名な清水昆さんでありました

男優も先の三人の他に森川信・藤木悠・多々良純・左卜全・山茶花九・藤村有弘と豪華で、女優陣も淡島千景に淡路恵子・草笛光子・浪花千栄子・市原悦子・・・とそうそうたる顔ぶれ

淺野さんの話ではこの頃はまだ映画が2本立てになる前で、プリントされたフイルムが町から町へと移動し二番館から五番館映画館まであったらしい、何度も上映する間に映写機でフイルムが傷み切れたりする、すると映写技師たちは数コマ頂戴して映画をつなぎ合わせることになる

この頃の映画の上映時間は一時間半ぐらいが普通だったが、地方興行を終えて戻ってくる頃には5〜10ほど映画が短くなっていたらしい、現在では考えられないお話しですが、その頃は大阪の町でもフイルムを荷台に積んだ自転車をよく見かけたモノですが、サドルが高く格好良くとんでもないスピードで走っていたのを覚えています
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by PUSH-PULL | 2010-01-24 09:17 | 写真 | Comments(0)

良い面構えののらら、私が口を鳴らすと少しだけ近寄ってきた


by PUSH-PULL