十三で「ショコラ!」を観る

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十三界隈
昼から十三の第七劇場に映画「チョコラ!」を見に行く、姪からのお誘いで久しぶりの十三、少し早めに行き切符を買ってから食事、映画館を出たところで第七の経営者でもあるK子チャンに久しぶりに合う

映画は甥が入っていたサカキマンゴのバンドの曲が使われていたのと、小林監督とマンゴさんが舞台挨拶することもあり出かけた次第

チョコラとはおしゃれな言葉に聞こえるが、スワヒリ語で「拾う」を意味していてクズ拾いをするストリートチルドレンを指す差別用語でもある、この映画はそんなケニア共和国のナイロビから約1時間の人口約10万のティカの町の話である、日本でい言う小学高学年から中学生世代の子供達が町でクズ拾いが生活している姿を淡々と映し出す

そこには子供の支援を続けるNGOの中に10年もボランティア活動を続ける日本女性の存在、子供達は家を捨て町に出て自活しているように見えるのだが、14歳にしてシンナー中毒になる子供、煙草を吸う子供、喧嘩、食べ物の取り合い、登校拒否・・・

ただ映像を見て感じた唯一の救いは子供達がピラフを作った空き缶を叩き踊り出す、僅かながらそこには明るさと元気さが残されているような気がした

撮影のカメラのこちら側と被写体である子供達との緊張感が伝わってくる、映画撮影という行為に対しスラム街でのトラブルは無数にあったと思われるが、映画では子供に「撮すな!」と言う言葉とともにモノをぶつけられ映像がとぎれるシーンが一度あっただけ

ただただ子供達の生きる姿を追いかける、ドラマチックに盛り上げることも悲嘆で泣き崩れることも意識的にさけているところがドキュメンタリーとして逆に効果があったのでは・・・

帰りの阪急電車が十三の鉄橋を渡るとき巨大な大阪駅工事に、スカイビル、その向こうに超高層マンション群が見える、なんて我が国は豊かなのだろう・・・と、そして私はその中へ帰っていく

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十三の商店街を久々に歩いたが、昔ながらの好き勝手の町のような気がする、昼過ぎ何故か大衆割烹の前に沢山集まっている中学生らしい集団、マクドの前は表まで列がはみ出し、自転車は殆ど通路を封鎖するぐらいの増殖街、昼の十三は夜とまるで違った顔を持っている様に見えた

さすが京橋と並び称せられる2次会の町として今も怪しげで元気である

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さて話題沸騰の猫であるが、少しずつ我が家になれてきたのか私の姿が見えないと朝から部屋の中を、むやみやたらと走り回って遊んでいる、私の気配を感じるやいなや素早くベッドの下へ

静かにじっとしているとゆっくりと現れるのだが、私の顔を見るまた隠れる、膝に載せてもくつろがなくなった、何よりも助かるのは連れてきたその日から猫トイレを使ってくれたこと、使用後はちっちゃいのにせっせと丁寧に砂かけををやっているのが微笑ましい

仕舞っておいたトイレを出してきて紙の圧縮されたトイレ砂、保護されていた家で使っていた砂を少しだけ分けて貰い、新しい砂に載せ臭い付けをしたのが良かったのかしら

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<八百八分の百二十八橋>以前に同じ大野川の橋をいくつか取り上げたが、川のない自転車と歩行の専用レーンがある大野川に架かっている「大島橋」

自転車は青く舗装され意外と走りやすい、地図で見ると3km程ありそうで信号もなく散歩には最適かも
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Commented by 白髭 at 2009-06-29 19:58 x
子猫の写真は 孤独な心細い感情が強く感じられますね。
Commented by PUSH-PULL at 2009-06-30 08:44
白髭様、相変わらず人の気配を感じるとすぐに隠れます、いつになったら向こうからやってくるようになるのか・・・楽しみなのだ
by PUSH-PULL | 2009-06-29 09:06 | カルチャー | Trackback | Comments(2)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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