実はこの渡船の前の木津川渡船を下りて次の渡し船、つまり今日の「船町渡船」までの時刻表メモを見ると後10分しかない、木津川渡船まで全速力だったがさらにスピードアップで船着場まで一目散に駆けつけた
定刻丁度に着いたのだが船着場には人影はない、同時に向こう岸の渡船がこちらに向かってやって来たのだが乗客は誰一人無し、今までで一番小さな渡し船にカメラで撮影しながら一人で乗り込む
すぐに出発したのだが結局乗客は私一人と自転車一台だけの貸し切り状態、もちろん渡船体験ツアーで始めてのことであります、余りにももったいなく下りるときに「ありがとう」と大きな声で船員さんに礼を言う
船町渡船は昨日の大船橋の西、同じ木津川運河にある渡し船、運河の両岸はまさに工業地帯、南側の船町は日立造船に中山製鋼所だけで民家はなく渡船の乗客がいないのも判らなくはない
運河は川幅が75mと狭いので昭和30年頃は「因幡の白ウサギ」ではないが船を向こう岸まで並べ、その上に板を並べ人や自転車が渡っていたという嘘みたいな話が残っているのだ