冷蔵庫にパックされた豆腐が半丁残されていたので、他にもおかずがあるので少しだけ湯豆腐を作ることにした、寒い夜はやっぱり鍋である
久しぶりに土鍋を引っ張り出し水を張り、昆布を一切れ入れ犬の散歩へ
夕食の時間が来たので豆腐を入れとろ火で炊き始める、湯豆腐のポイントは早くから豆腐をいれじっくりと昆布の出汁を豆腐に染みこますことにある、熱々の鍋に豆腐を入れても出汁を含まず熱い豆腐が煮上がるだけである
豆腐の鍋を見ながら作り置きしてあった小アジの南蛮漬けと、小さなジャガイモを皮ごと素揚げして作った肉じゃがを突きながら久しぶりに冷酒を飲む
豆腐を見ているとなんだか鍋が淋しそうに見えてきた、ならばと冷蔵庫から鶏肉を出し小さく切って鍋に突入
鶏肉を入れるなら椎茸もきっと旨いわけで、手で裂いて入れる
こうなれば他に入れる物はないかと冷蔵庫を物色、見つけたのは竹輪と汁物用に切ってあった三つ葉、ドンと入れる
もちろん菊菜とかはないわけだが、とっておきの手作りのポン酢があるので湯豆腐にも水炊きにも最適である
小鉢にポン酢と出汁を少し入れ熱々の豆腐をレンゲで取り分け「ハフハフ」と呻きながら戴きました、もちろん七味も振りかけて
さて次の日の昼食、鶏と昆布のよさげな出汁が出た鍋を雑炊用にそのまま保存してある、冷凍庫には小分けしたご飯が
電子レンジでご飯をチンし、鍋をコンロに掛けその間の鶏肉と竹輪を鍋に少しだけ足し算、めんつゆで味を調える
暖まったご飯を鍋に入れ、上から三つ葉と溶き卵、最後に海苔のトッピング
真っ昼間からこんなご馳走を戴いて良いのだろうか、水炊きから次の日の雑炊まで全部合わせて三百円ほどで極上メニューが出来上がりました
しかし今日あたり湯豆腐が食べたくなりました。
湯豆腐って簡単そうで奥が深い